DDR5メモリが「時価」に!自作PC界の衝撃的な現状

PCパーツ

自作PCが「高級寿司屋」になった日

アメリカの大手PCパーツショップ「Micro Center」で、信じられない現象が起きています。なんと、店頭に並ぶDDR5メモリから価格表示が消滅したのです。

値段が書いていないということは──そう、「時価」です。

カフェやレストランならまだしも、PCパーツショップで「時価」。購入したい客は、店員に「今の値段」を問い合わせなければならなくなりました。

なぜ価格表示が消えたのか

原因1: 止まらない価格高騰

DDR5メモリの価格は日を追うごとに上昇中。昨日と今日で値段が違うのは当たり前、下手すれば午前と午後で変わるレベルかもしれません。

店員が値札を貼り替えるのが追いつかないほど、値動きが激しいのです。

原因2: 客の心理的ハードル

あまりに高すぎる価格を棚に表示すると、客がドン引きして逃げてしまう。だからあえて価格を隠しているという可能性もあります。

原因3: 転売ヤー対策説(擁護意見)

一部では「転売対策では?」という意見も。店頭に激安価格を表示すれば転売屋が買い占めるため、あえて価格を隠し、レジに来た一般客にだけこっそり安く売る作戦かもしれません。

店頭の異様な光景

Redditに投稿された現地の写真によると、メモリ売り場の棚には以下のようなステッカーが貼られています:

「市場の変動により、価格については販売員にお問い合わせください」

陳列されているDDR5メモリには値札タグが一切なし。完全に、店員に話しかけるコミュ力と財布の中身を試される試練の場になっています。

メーカーが在庫を買い戻す異常事態

さらに深刻なのは、Corsair(コルセア)などの大手メモリメーカーが、小売店に対して「一度卸した商品を買い戻そうとする」動きを見せていること。

市場の在庫が枯渇しすぎて、メーカー自身も在庫がない。店から回収してでも確保したいという、なりふり構わない異常事態に陥っているのです。

これは「遠いアメリカの話」ではない?

この価格上昇と在庫枯渇の波は、すでに日本国内にもガッツリ押し寄せています

日本の現状

  • 「コスパ最強」だった安価モデルが次々と市場から消失
  • 在庫があるのは高級モデルばかり
  • 購入可能な最低価格帯が毎日じわじわ上昇中

PC需要が高まる年末にかけて、さらなる混乱が予想されます。ボーナスやお年玉が、ただ高騰しただけのメモリ代に消えていく──そんな悲劇が現実になりつつあるのです。

最悪のシナリオ:日本でも「時価販売」が現実に

現時点ではアメリカのMicro Centerでしか確認されていませんが、もし日本でも在庫が極限まで減れば、店側も値段をつけられなくなる可能性があります。

店員に「今日のDDR5はおいくらですか?」と聞いて、「今日は仕入れが高いんで3万円になります」と言われる──。

そんな自作PCユーザーにとっての悪夢のような事態が、すぐそこまで迫っているかもしれません。

価格上昇は2026年まで続く

「いつまで続くのか?」──その答えは非常に残酷です。

2026年も上昇が続く理由

調査会社の分析によると、2025年10〜12月期のサーバー向けDRAM契約価格は、当初の予想を遥かに超えて上昇しています。

  • 当初予想: 最大13%上昇
  • 修正後: 最大23%上昇

予想の倍近い上げ幅です。

原因はAIブーム

GoogleやMicrosoftといったクラウドの巨人が、AIの学習や推論に使うサーバーを狂ったようなペースで増設中。

しかも:

  • サーバーのが増えている
  • 高性能計算(HPC)への切り替えで、サーバー1台あたりのメモリ搭載量も激増

質も量も求められているため、市場からメモリが消え続けているのです。

奇妙な逆転現象

AIチップに搭載される超高級メモリ「HBM3e」は、各社の増産により価格が下落傾向

一方、普通のDDR5は上昇中。高級品と普及品の価格差が縮小していくという、なんとも皮肉な状況です。

ネット上の反応

批判派:「便乗値上げだ!」

「今店にある在庫は、安かった頃に仕入れたものでしょ?それを今の高い相場に合わせて売るなんてボッタクリ!」

店側の理屈(次の仕入れコストが上がっているため)はあるものの、客からすれば納得しがたい状況です。

擁護派:「転売対策かも」

「価格を隠すことで転売屋を排除し、本当に欲しい自作PCユーザーを守ろうとしている可能性もゼロじゃない」

真意は不明ですが、店側がそこまで手の込んだことをしなければならないほど、在庫が逼迫しているのは事実です。

今できること:待っても安くならない

結論: サーバー需要が落ち着くまで、一般ユーザーは高いDDR5を買わされ続ける運命です。

「待てば安くなる」は通用しない

従来のPC部品市場では「待てば値下がりする」が常識でした。しかし今回は違います。

  • 2026年を通じて上昇基調が続く見通し
  • 下がる要素が一つもない
  • 待てば待つほど損をするフェーズに突入

今ある在庫が最後の希望

もしメモリの増設やPC自作を考えているなら、「今買える在庫」が最後の希望かもしれません。年末にかけてさらに状況が悪化する可能性が高いからです。

まとめ:自作PCの「時価時代」到来か

かつて自作PCは「安く高性能なマシンを作る趣味」でした。しかし今、それは「時価のパーツを買い集める富裕層の道楽」に変わりつつあります。

今後の展開

日本でも「要問合せ」表示が増える可能性
年末年始の需要期にさらなる混乱
2026年を通じて価格上昇が継続
AI需要が落ち着くまで状況改善は困難

「DDR5は時価でしか買えない」──そんな悪夢のような事態が、すぐそこまで迫っています。

自作PC愛好家にとって試練の時代が始まりました。


「大将、今日のDDR5はおいくら?」と聞く日が来ないことを、ただ祈るばかりです。

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