米NVIDIAは、Windows 10/11向けの新しいドライバ「GeForce Game Ready Driver 595.71 WHQL」の提供を開始した。ファン制御の不具合により配信停止となった595.59の正式な後継ドライバとなる。
595.71では、RTX 50シリーズGPUのコア電圧が負荷時に約0.95〜1.01V付近でキャップされる現象が多数報告されている。オーバークロック時にも制限が解除されないケースがあり、意図的な電力・信頼性保護の変更なのか、それともバグなのかはNVIDIAから現時点で公式説明はない。
【2026/03/05 追記】 本問題はNVIDIAがリリースしたホットフィックスドライバー「595.76」にて修正された。修正内容に「オーバークロック時にGPU電圧がキャップされ、期待されるブーストレベルに到達できない問題」と明記されており、意図的な制限ではなくバグだったことが公式に確認された。
595.59からの経緯
先日リリースされた595.59は、RTX 50シリーズを中心にファン制御の不具合やクロック低下が多数報告されたため、NVIDIAが配信を一時停止していた。今回の595.71はホットフィックスではなくWHQL認証を取得した正式ドライバだ。WHQL認証にはMicrosoftによる検証プロセスが必要なため、595.59の配信停止から数日間のタイムラグが生じていた。

修正された不具合
ファン関連(595.59で新規発生した問題)
- ハードウェア監視ソフト(HWiNFO・GPU-Zなど)がすべてのGPUファンを検出できない問題
- ドライバ更新後にファンが回転しなくなる問題(温度上昇リスクにつながる恐れがあったもの)
ゲーム関連(595.59から引き継ぎ)
- Total War: THREE KINGDOMSでGeForce RTX 50シリーズに緑色のアーティファクトが出現する問題
- FINAL FANTASY XII The Zodiac Ageでドライバ更新後にクラッシュする問題
- Call of Duty: Modern Warfare(2019)でドライバ更新後に映像の乱れが発生する問題
- Quantum BreakのAct 4 Part 1でパフォーマンスが大幅に低下する問題
- The Ascentで画面上部に黒帯が表示される問題
報告されている不具合
595.71では、RTX 50シリーズGPUのコア電圧が負荷時に約0.95〜1.01V付近でキャップされる現象が多数報告されている。オーバークロック時にも制限が解除されないケースがあり、意図的な電力・信頼性保護の変更なのか、それともバグなのかはNVIDIAから現時点で公式説明はない。
注目すべきは、この挙動は一つ前の595.59の時点ですでに報告されていたという点だ。595.71でも修正されておらず、意図したものかどうか不明なまま放置されている状態が続いている。
RTX 50シリーズで電圧制御を重視するユーザー(特にOC目的)は、このドライバへの更新を急がず、続報を待つことを推奨する。
ゲームサポート・新機能
595.59から引き継いだGame Ready最適化として、DLSS 4対応の「Resident Evil Requiem」および「Marathon」(DLSS Super Resolution・NVIDIA Reflex対応)への最適化が含まれている。595.71では新たなゲームプロファイルの追加はない。


対応GPU
GeForce RTX 50 / RTX 40 / RTX 30 / RTX 20 / GTX 16シリーズおよび対応するノートPC向けGPU(Release 595ブランチ)。
595.59を適用済みの場合は速やかに595.71へのアップデートを推奨する。NVIDIA公式サイトまたはNVIDIA Appから入手可能。

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