メモリ不足の悪夢、SDカードにも飛び火
DDR5メモリの価格高騰に続き、今度はSDカードやmicroSDカードにも深刻な供給不足が迫っています。
SSDやメモリカードで有名なメーカー「Transcend(トランセンド)」が、顧客に向けて衝撃的な警告文を送っていたことが明らかになりました。
Transcendの悲痛な叫び
主要サプライヤーからの出荷停止
「主要な供給元であるSanDiskとSamsungから、予定されていた出荷が再度延期された」
「10月以降、新規のチップ出荷を一切受けていない」
今は12月──つまり、2ヶ月間も材料が届いていないのです。
年末商戦なのに在庫なし
- 第4四半期(年末商戦)のチップ割り当てが大幅削減
- 書き入れ時なのに製造不可能
- 商売あがったり状態
DRAMだけでなくNANDフラッシュも
全滅状態
重要なのは、これがDRAM(メモリ)だけの話ではないこと。
NANDフラッシュ(保存用メモリ)でも同じことが起きています。
Transcendは「DRAMとNANDの双方で深刻な供給不足が発生している」と明言。
影響範囲
❌ PCのメモリ(DRAM)
❌ SSD(NANDフラッシュ)
❌ SDカード(NANDフラッシュ)
❌ microSDカード(NANDフラッシュ)
全て足りません。
誰が影響を受けるのか
もはや自作PCだけの問題ではない
- カメラ愛好家:デジカメ用SDカード
- スマホユーザー:容量不足を補うmicroSD
- ゲーマー:Nintendo Switchの容量確保
- 子供たち:お年玉でSwitch用SDを買う予定が…
全方位への被害です。
またしてもAI需要が原因
犯人はデータセンター
またしても「データセンター」と「ハイパースケーラー」(Google、Amazon、Microsoftなど巨大IT企業)が原因です。
AIの爆発的ストレージ需要
- AIの学習データ保存
- 膨大なログの保管
- 爆発的な量のストレージが必要
大口顧客優先の現実
Samsungなどのチップメーカーは:
- Transcendのような一般向けメーカーを後回し
- GoogleやAmazonなど大口顧客への供給を最優先
- 「金持ち優先、庶民は後回し」
異常な価格上昇ペース
1週間で最大2倍
Transcendに届いた通知によると:
「先週だけで50〜100パーセントのコスト上昇」
1週間で材料費が倍になる異常事態
メーカーも混乱
- 来週の値段が分からない
- 見積もりすら出せないパニック状態
- 通常では考えられないペース
日本の状況:嵐の前の静けさ
まだ派手な高騰は起きていない
現状、SSDなどのNANDフラッシュ系ストレージは、DDR5メモリほど派手な価格高騰はまだ起きていないように見えます。
しかし選択肢は減少中
日本のショップを見ると:
- 価格は横ばい
- しかし製品数が徐々に減少
- 在庫が補充されずに消失
これが意味すること
近い将来、DDR5の時と同じような「明らかな値上がり」がドカンと来る予兆
在庫が尽きた瞬間、新しい高い値札に変わるパターンです。
具体例:キオクシア 2TB NVMe SSDの価格変動
ブラックフライデー時
約23,000円
現在(数日後)
30,280円
わずか数日で7,000円以上の値上がり
セールが終わった途端、魔法が解けたように現実に引き戻されました。
ブラックフライデーで確保できた人は、本当にラッキーでした。

今すぐすべきこと
結論:迷ったら負け
ストレージに関しては「迷ったら負け」です。
「もう少し安くなるかも」という期待は捨てる
唯一の正解
欲しい時に即断即決で買う──これが結果的に一番得をする唯一の方法です。
優柔不断は敵
- 当分の間、値下がりする要因はゼロ
- 時間が経てば経つほど高くなる
- 在庫が消えて買えなくなる可能性も
Nintendo Switch 2への影響
次世代機の容量確保
NAND不足は当然、Nintendo Switch 2向けのSDカードにも直撃します。
先手を打つ戦略
SD Expressのような高速カードを狙っているなら:
- 本体発売を待たない
- 安いうちに「年内」に確保
- 本体より先にSDカードを買う時代
背に腹は代えられません。
まとめ:全方位危機
失われるもの
❌ 手頃な価格のストレージ
❌ 豊富な選択肢
❌ いつでも買える安心感
❌ 計画的な買い物
起こること
SDカード・microSDの価格高騰
SSD・NVMe価格の連鎖上昇
在庫不足の長期化
選択肢の激減
データセンターの影響
AIの学習とデータ保存のために、GoogleやMicrosoftなど巨大IT企業が:
- 工場の生産能力を独占
- 一般消費者向けの供給を圧迫
- 価格を押し上げ続ける
彼らが満腹になるまで、我々コンシューマーの飢餓状態は続きます。
行動指針
今すぐ行動
- 必要なストレージをリストアップ
- SSD/NVMe
- SDカード
- microSDカード
- 在庫があるうちに購入
- 「迷ったら負け」を肝に銘じる
- 安くなる保証はどこにもない
- 予備も確保
- 将来の値上がりを見越して
- Switch 2用なども先行購入検討
- セール情報に敏感に
- ブラックフライデーの教訓
- チャンスは一瞬
最後に
「たかがSDカード」と侮ってはいけません。
- カメラ愛好家
- スマホユーザー
- ゲーマー
- 子供たち
誰もが影響を受ける、全方位への危機です。
DDR5の悪夢が、今度はストレージ市場全体に広がろうとしています。
「あの時買っておけばよかった」と後悔する前に、今すぐ行動を。
あなたは必要なストレージを確保しましたか?それとも様子見を続けますか?


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