Microsoft公式が認めた:Teamsはメモリを食いつぶしている
全会社員と学生を悩ませてきた「Microsoft Teamsの重さ」について、ついにMicrosoft自身が公式に認めました。
「Teamsは、何もしていなくてもWindows上でメモリ(RAM)を食いつぶしている」
立ち上げるだけでPC全体が重くなる──この感覚は、決してあなたの勘違いではなかったのです。
驚愕のメモリ消費量
アイドル状態(待機中)でも
Teamsは何もしていない状態でも、平気で最大1GB近くのメモリを消費し続けることがあります。
ただのチャットツールが、待機するだけで重量級ゲーム並みのリソースを食っているのです。
会議参加時はさらに増加
会議に参加すれば、そこからさらにメモリ消費量は跳ね上がります。
なぜこれほど重いのか?
WebView2の問題
以前は「Electron」という仕組みが原因とされていましたが、現在は「WebView2」という新しい仕組みに変わっています。
Microsoftは「これで軽くなるはずだ!」と豪語していましたが、蓋を開けてみれば「絶対的な災害(Absolute disaster)」と表現されるほど、パフォーマンスは最悪のままでした。

WebView2とは?
簡単に言えば、「アプリの中にEdgeブラウザを埋め込んで動かしている」ようなもの。
ネイティブ(純粋なWindowsアプリ)で作るのと違い、常にブラウザのエンジンを背負って走っているため、重くて当たり前なのです。
巨大なWebアプリの塊
Teamsは起動するたびに:
- ログイン処理
- チーム情報の読み込み
- 過去のチャット履歴の同期
- カレンダーの取得
- 共有ファイルの読み込み
裏でMicrosoftの全サービスにアクセスしまくっています。単なるチャットツールではなく、「ブラウザの中に小さなオフィスを丸ごと再現しようとしている」ようなものなのです。
システム管理者たちの悲鳴
海外掲示板Redditでは、企業のシステム管理者(SysAdmin)たちが地獄のような愚痴大会を繰り広げています。
主な不満
起動が遅すぎる
- 朝出社してPCをつけ、Teamsをクリックしてから実際にチャットが見られるまで「永遠」を感じる
大人数の会議で問題多発
- 音声がブツブツ切れる
- ビデオがフリーズする
- PowerPointの共有がラグる
社長が大事な話をしている時に限って画面が固まり、変な顔でフリーズ──あの気まずい空気は、PCのスペック不足ではなくTeams側の処理が限界を迎えているのが原因です。
2026年1月の改善策:プロセス分割
Microsoftは2026年1月にリリース予定のアップデートで、修正案を用意しています。
解決策の内容
通話機能を別のプロセス(別のEXEファイル)に分割する
これまで:
- 「Teams.exe」という一つの巨大な塊が全てを処理
- チャット、通話、画面表示を一手に担当
これから:
- 新しい「ms-teams_modulehost.exe」が通話担当
- 既存の「ms-teams.exe」はチャットとUI担当
- 親子プロセスで分業

期待される効果
Microsoftは「リソースの使用量が最適化され、会議体験が向上する」と自信満々に語っています。
- 通話を切り離せば、普段のチャット部分の起動が速くなるはず
- 会議中のフリーズが減少する可能性
- 機能やUIに変更はなし(見た目は同じ)
懸念点
「1人のデブ」が「2人のぽっちゃり」に分裂しただけでは?
トータルのメモリ使用量が本当に減るのか、それとも単にタスクマネージャーに並ぶ「Teams.exe」の数が増えるだけなのか──実際の効果は実装を待つしかありません。
企業IT部門への影響:新たな罠
アンチウイルスソフトの問題
企業によっては、セキュリティソフトで「許可されたプログラム以外は動かさない」という厳格な設定にしているケースがあります。
そこに突然、新顔の「ms-teams_modulehost.exe」が通信を始めたら?
セキュリティソフトが不審者と判断してブロックする可能性があります。
対策が必要
Microsoftも「アンチウイルスソフトが誤ってブロックしないように確認する必要がある」と注意喚起しています。
企業の管理者は、事前に新しいEXEファイルをホワイトリスト(許可リスト)に追加しておかないと、アップデート当日に「電話が繋がりません!」という問い合わせが殺到する可能性があります。
展開スケジュール
- 2026年1月:展開開始
- 2026年2月:全ユーザーに適用完了予定
企業向けだけでなく、一般消費者(コンシューマー)にも適用されます。
根本的な問題:WebView2の呪い
しかし、冷静に考えると、この改善策には限界があります。
WhatsAppの教訓
実はWhatsAppのPC版も、WebView2の犠牲者です。
以前:
- UWPというネイティブコードで作られていた
- 軽快に動作
WebView2ベース化後:
- メモリ使用量が7倍に膨れ上がった
- 起動も遅くなった
- リソース食い虫に
プロセス分割は対症療法
諸悪の根源は、TeamsがベースにしているWebView2という仕組みそのものにあります。
土台が「パフォーマンスの災害」である以上、小手先の修正では根本解決になりません。
本当の解決策
本気でユーザーのことを思うなら、WebView2を捨ててネイティブコードに回帰すべきです。
しかし、Microsoftが楽をして「Web技術の使い回し」でアプリを作るのをやめない限り、私たちのPCが本当に軽くなることはないでしょう。
まとめ:期待値の調整
2026年アップデートで期待できること
通話中のフリーズ減少の可能性
チャット部分の起動速度向上の可能性
UIは変わらず使いやすさは維持
過度な期待は禁物
劇的な軽量化は難しい
WebView2が残る限り根本解決にならない
メモリ消費量が大幅に減るかは不明
現実的な見方
プロセス分割は「マシになる」程度の改善であり、根本治療には程遠いと考えるべきでしょう。
Teamsを少しでも快適に使うために
現時点でできる対策
- 定期的な再起動:メモリリークを解消
- 不要なチームから退出:読み込むデータを減らす
- チャット履歴の整理:同期データを軽減
- デスクトップアプリではなくWeb版を使う:選択肢の一つ
- PCのメモリを増設:根本対策ではないが効果的
2026年アップデート後
- 企業IT部門の方は、事前にホワイトリスト設定を
- 一般ユーザーは、アップデート直後のバグに注意
- 効果を実感できない場合は、Microsoftにフィードバックを
「何もしていなくても重い」──この問題が本当に解決される日は来るのでしょうか。
2026年1月、Microsoftの「プロセス分割」が微かな希望となるのか、それとも単なる小手先の対応に終わるのか。
私たちにできるのは、期待しすぎずに、しかし改善を信じて待つことだけです。
あなたのTeamsはどれくらい重いですか?会議でフリーズした経験はありますか?


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