KB5077241とは?基本情報を押さえよう
KB5077241は、Windows11の2026年2月プレビューオプション更新プログラムです。
通常の月例パッチ(Patch Tuesday)とは異なり、インストールは任意です。Windows Updateの更新履歴には「2026-02 Preview Update (KB5077241)」と表示されます。
重要なポイント:今回スキップしても、2026年3月10日のPatch Tuesdayで同じ内容が自動配信されます。 「新機能を早く試したい」という方向けの先行リリースと考えてください。
アップデート後のビルド番号
| バージョン | 更新前 | 更新後 |
|---|---|---|
| 25H2 | 26200.xxxx | 26200.7922 |
| 24H2 | 26100.xxxx | 26100.7922 |
ファイルサイズ
前回のKB5077181と同様、今回も約4.5GBと大容量です。
理由はAIモデルの同梱。NPUが40TOPS未満のPCにはダウンロードされるだけで実際には動作しません。200Mbpsの回線で約10分、インストールは5分以内、再起動は1回で完了します。
自動ダウンロードに注意
「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」トグルがオンになっている場合、オプション更新でも自動的にダウンロードが始まります。意図せずインストールしたくない方はこのトグルをオフにしておきましょう。
設定→Windows Update→詳細オプションで確認できます。
段階的ロールアウトの新機能
このセクションの機能はインストール直後に反映されない場合があります。Microsoftが段階的に展開しているため、同じビルドでも届くタイミングに差があります。
①Emoji 16.0がついに絵文字パネルに対応
Windows 11はEmoji 16.0の表示自体には以前から対応していましたが、Win+.(ピリオド)で開く絵文字パネルには表示されないという中途半端な状態が続いていました。
KB5077241でようやく絵文字パネルから直接検索・挿入できるようになります。追加される絵文字にはシャベル、指紋、葉のない木などが含まれます。

②タスクバーからインターネット速度テストが可能に
タスクバーのWi-Fiアイコンを右クリック、またはクイック設定から「速度テストを実行」が選択できるようになりました。
クリックするとデフォルトブラウザでBing.comが開き、Ookla提供のSpeedtestでping・ダウンロード・アップロード速度を計測できます。
「ネイティブ機能とはいえBingに飛ばされる」という点は賛否あるところですが、ブラウザを別途開く手間が省けるのは確かです。Bingを使いたくない場合はwingetでLibreSpeedをインストールする方法もあります。

winget install --id=LibreSpeed.librespeed-cli -e
③Sysmonが標準搭載
セキュリティ系の強化として、システム監視ツール「Sysmon」がWindowsにネイティブ統合されました。
Sysmonはバックグラウンドのプロセス起動やネットワーク接続などのシステムイベントをキャプチャし、Windowsイベントログに記録するツールです。マルウェア調査やセキュリティ監査の場面で活用できます。
デフォルトはオフ。有効にするには以下の手順です。
設定→システム→オプション機能→Windowsのその他の機能→Sysmonを選択
またはPowerShell・コマンドプロンプトで:
Dism /Online /Enable-Feature /FeatureName:Sysmon
有効化後は sysmon -i を実行してセットアップを完了させてください。
なお、Sysinternalsから手動でSysmonをインストール済みの場合は、組み込みバージョンを有効にする前にアンインストールが必要です。
④その他の改善
・タスクバーのオーバーフロー改善 タスクバーの結合解除設定時に、スペースが足りないウィンドウだけオーバーフローメニューに移動するようになりました。これまでは全ウィンドウがまとめてオーバーフローに追いやられていたため、使い勝手が向上します。
・WebP形式の壁紙対応 デスクトップの壁紙にWebP形式(.webp)が対応。設定→個人用設定→背景から設定できます。
・ウィジェット設定のフルページ化 ウィジェットの設定が小さなダイアログではなくフルページで開くようになりました。
・エクスプローラーのアーカイブ展開 ZIP以外のアーカイブ(7zなど)を開いた際、コマンドバーに「すべて展開」が表示されるようになりました。
通常ロールアウトの修正・改善
このセクションの内容はインストール後すぐに全ユーザーへ適用されます。
Secure Boot証明書の自動更新対象が拡大
今回の更新で、新しいSecure Boot証明書を自動受信できるデバイスの範囲が広がりました。対象デバイスは十分な正常動作の実績を持つものに限られ、段階的なロールアウトで展開されます。
BitLockerの信頼性向上
回復キー入力後にデバイスが応答停止するケースが修正されました。BitLockerを利用している環境では地味に重要な修正です。
報告されている不具合
・エラーで更新プログラムがインストールできない
・Windows Helloの認証ができなくなる
・デフォルトブラウザの設定が元に戻ってしまう
などの不具合が挙げられています。
インストール方法
Windows Updateから
設定→Windows Update→更新プログラムのチェック
「2026-02 Preview Update (KB5077241)」が表示されたら「今すぐダウンロードしてインストール」を選択。

オフラインインストーラー(.msu)
複数PCを管理している場合やWindows Updateでエラーが出る場合は、Microsoft Update Catalogから直接ダウンロードできます。
| ビルド番号 | サイズ | OSバージョン | アーキテクチャ |
|---|---|---|---|
| 26200.7922 | 4524.2 MB | Windows 11 25H2 | x64 |
| 26200.7922 | 4305.6 MB | Windows 11 25H2 | arm64 |
| 26100.7922 | 4524.2 MB | Windows 11 24H2 | x64 |
| 26100.7922 | 4305.6 MB | Windows 11 24H2 | arm64 |
まとめ:KB5077241は入れるべき?
今回はオプション更新のため、インストールは必須ではありません。
3月10日のPatch Tuesdayで同じ内容が自動配信されるため、「特に急がない」「安定性優先」という方はそのまま待つのが無難です。
一方、以下に当てはまる方は早めに試す価値があります。
- 新しい絵文字をすぐ使いたい方
- 速度テスト機能を試したい方
- Sysmonによるセキュリティ監視を導入したい方(特に企業・開発環境)
今のところ大きなトラブル報告もないため、新機能に興味があれば気軽に試せるアップデートです。

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