【注意】Windows 11の4月更新プログラムKB5083769で起動不能の「デスループ」発生報告が相次ぐ

2026年4月22日 / Windows 11 / セキュリティ

Microsoftが2026年4月の月例パッチとしてリリースした KB5083769 を適用した一部のWindows 11ユーザーから、PCが起動不能になる「デスループ」(無限再起動ループ)の発生報告が相次いでいます。

目次

報告された症状

MicrosoftのQ&Aフォーラムに寄せられた主な報告を、ユーザーごとにまとめます。

Vagabond SuperstarHP Pavillion 590 / AMD Ryzen 5 2600 / GTX 1080Ti / Windows 11 Home

更新インストール直後、画面が「モザイク状の奇妙なピクセル」で埋め尽くされ、Windowsの回復を求めるブルースクリーンが出現。再試行を選択しても「修復を試みる→失敗→再起動」の無限ループに突入。これが本件の最初の報告で、本人は「デスループ」と表現した。

後日、PCを完全分解・清掃して再起動したところCMOSチェックサムエラーが発生し、それをきっかけに更新が自動ロールバックされて回復。ただし更新履歴上は「インストール済み」と表示されるなど、挙動が不可解な状態になっている。

L MDell Desktop

Vagabond Superstarと全く同じ症状が発生。ピクセルが乱れた画面→更新の適用を試みる→30%で失敗→再起動→修復→また最初に戻る、というループが続いている。更新が「ハングした」状態になっており、以降のWindowsアップデートも適用できない状況。

Thomas B社内PC複数台(詳細スペック不明)

自身を含む社内の3名が同様の症状でWindowsが起動不能に。最新の「品質更新プログラム」をアンインストールすることで自分は復旧できたが、社内の1名は回復環境自体が深刻な状態になっており、操作すら不能。業務ファイルへのアクセスが完全に失われるリスクが生じている。

Ares自作PC / Intel i7 8700K / GTX 1080Ti / ASUS ROG STRIX Z370-E

AMDでも既製品でもないIntel自作機でも同じ症状が再現。更新をアンインストールし、一時停止も設定したにもかかわらず、KB5083769が自動的に再インストールされてしまうという問題も指摘。dism(PowerShell)や「wushowhide.diagcab」での更新ブロックも効果なし。「ゲームがLinuxに完全対応したらこのOSから離れたい」とコメントしている。

報告者のうち少なくとも2名(Vagabond SuperstarとAres)がGPUに GTX 1080Ti を搭載しており、NVIDIAドライバーや特定ハードウェア構成との相性が疑われています。ただし現時点で因果関係は確認されていません。

問題の深刻さ

今回の不具合が厄介なのは、回復環境(Windows RE)自体が破損しているケースがあることです。あるユーザーは「更新プログラムのアンインストールで自分は復旧できたが、社内の1名は回復環境がひどく壊れていて操作できない状態」と報告。業務PCが完全にアクセス不能になるリスクがあります。

さらに不可解なことに、アンインストールして更新を一時停止したにもかかわらず、KB5083769 が自動的に再インストールされたという証言もあります。Microsoftが配信を継続している限り、回避が難しい状況になっています。

対処法(被害に遭った場合)

強制シャットダウンで回復環境を起動する

Windowsの起動中(ぐるぐるマークが出たタイミング)に電源ボタンを5〜10秒長押しして強制終了。これを2回繰り返すと、3回目の起動時に自動的に「Windowsの回復環境」が開きます。

更新プログラムのアンインストールを試みる

回復環境内に「更新プログラムのアンインストール」オプションがあればそこから KB5083769 を削除します。これが最も確実な解決策として複数ユーザーが報告しています。

スタートアップ修復 / システムの復元を試す

「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を実行。または「システムの復元」で更新前の復元ポイントに戻すことも有効です。

上記が使えない場合:ローカル再インストール

回復環境が破損している最悪のケースでは、USBメモリからWindows 11インストールメディアを起動し、データを保持したままの修復インストールを検討してください。

参考情報

あるユーザーはPCの分解・清掃後の再起動でCMOSチェックサムエラーが発生し、それをきっかけに更新が自動ロールバックされて回復したという経緯も報告しています(再現性は不明)。

Microsoft側の対応状況

執筆時点でMicrosoftから公式の声明は出ていません。Microsoft Q&AのAIアシスタントは「累積・セキュリティ更新が起動関連コンポーネントやドライバーを破損した際に似た事象が記録されている」とコメントしており、特にAMD系システムへの影響を例示していますが、あくまでAI生成の回答であり公式見解ではありません。

なお、ビルド番号は既に 26200.8313 に更新されているとの情報もあり(コミュニティボランティアのモデレーター情報)、ロールアップされた修正が含まれている可能性はあります。ただし確認が取れていないため、問題が発生している環境での更新は慎重に行ってください。

過去にも同様の問題が

Windows 11の更新プログラムによる起動不能の不具合は今回が初めてではありません。2026年1月の KB5074109 でも同様に起動不能となる問題が発生しており、月例パッチの品質管理に疑問の声が高まっています。

まとめKB5083769 は一部の構成(特にGTX 1080Ti搭載PCで複数報告あり)で深刻な起動不能ループを引き起こす可能性があります。現時点では公式修正の案内を待ちつつ、更新の適用を見送るか、少なくとも事前にシステムの復元ポイントを作成してから適用することをおすすめします。

情報ソース

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この記事を書いた人

『らぼぷら』の編集兼運営者をしており、動画投稿含めすべてのコンテンツを執筆・編集しています。
中学時代から自作PCに熱中し、CPUやGPUの比較検証、冷却・静音チューニングまで幅広く研究してきました。
得意なことを活かしたい!という思いから、長年の趣味であるPC・ガジェット情報を発信する当サイトを開設!

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